収容所の幼い画家たち展

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「1941年、プラハの北60キロの所にあるテレジン収容所には、15000人の子どもたちがいました…戦争が終わった日、そこに遺されていたのは、4000枚の絵と30編の詩でした…」

今日、その子供たちの絵に触れ「テレジン もう蝶々はいない」というステージを見て来ました。

知らなかった歴史的事実に衝撃を受けると共に…子供たちの描いた世界から、貴いメッセージを受け取ったように思います。

「楽しかった日々を思い出して絵を描きましょう」

同じユダヤ人として収容所に入れられていたある画家が、収容所の中で「絵の教室」を始めた…子供たちに「希望を捨てずに生きよう」「楽しかった日々を思い出して絵を描こう」と教え続けた…


【創造する喜びは人間の生きる力になる】と信じる作家や画家が、ドイツ兵の監視の目をくぐって開いた教室。

「今日はとても辛い日だけど、明日はきっといい日が来る」「明日への夢を持とう、希望を捨ててはいけない」と、繰り返し繰り返し語りかけたそうです…

子供たちは、乏しい絵の具やクレヨンで(画家が収容所に入る時、子供達の事を思い持ち込んだもの)楽しかった思い出の日々を描き、詩を綴った…

子供たちは笑顔を取り戻し、目を輝かせ、忘れていた仲間達への友情や優しい気持ちさえ持てるようになった…

☆そして描かれた夢や希望の世界☆

しかし、アウシュヴィッツに消えた15000人の子供たち…生きていい日を迎えられたのはわずか100人だけだったそうです。


重い事実・苦しい事実…でも、この事実は絶望だけを語っているのではないと思いました。

子供たちの絵から私自身が強く感じた事は…「それでも信じてるの。明日を、愛を、人を」でありました。

純真無垢な心と、その心を大切に扱った大人がいた事も、しっかりと胸に刻みつつ…
ピアノを通して出来る事を、改めて考えました。

そして、思うに…感情や気持ちだけで成せるものではない、心を真っさらにして本当の【愛】を見つめた時にこそ、平和を築くための力が湧くのではないか?と。

私なりに頑張りたいと思います。
♪m(__)m♪

この記事へのコメント

liuring
2009年12月11日 14:52
2年と少し前に、体験談を投稿するサイトでここを旅行された方の記事を読んで初めてその存在と悲劇を知ったのでした。
アンネ・フランクも入れられていたそうですね。
記事の重苦しい記述と写真に涙を抑えられなかったことを思い出します。

そして今回seiko先生のこの記事で、子供たちの絵が遺されていたこと、感慨深く読みました。
負の世界遺産・・それは何とおぞましいものでしょう。しかし、先生のおっしゃるように『明日への希望と愛を信じるもの』・・・
開放された後、良い日が迎えられた人数がたとえ少なかったとしても、それが子供たちの力にもなったのでしょうね。
今回も涙が抑えきれなくて困りました。これ以上の何が書けましょう。 ありがとうございました。
GANCHAN
2009年12月11日 20:51
。。。ただただ、心が痛いです。
子供はいつの時代にも弱者で一番の犠牲者なのですね。。。

丁度、ここのところ、日本が以前にも増して殺伐としているような感じがして、子供達は大丈夫なのだろうかと感じていた所でした。

友人が久しぶりに通勤電車に乗ったら、数年前とは全くちがうぴりぴり感でいつ言い争いが起こってもよい感じだったそうです。

私は、以前の保育園をいうものを存じ上げないのですが、今、働いていて日々びっくりすることがあります。時間外保育は狭い部屋で、1歳から6歳までの20人ちかい子供を一同に見ることになります。 そこで毎日、子供通しの文字通り絶え間ない争いがあります。 おもちゃは奪うけど人に譲ることができない、本は一緒に共有して見たくない、先生の膝は他の人をけ落として独り占めする、人の話を聞けない 。。。。などなどなど。。。。日本は大丈夫だろうか。。と不安になっています。 たまたま私の職場がそうなのだと良いと思っています。 でもその通勤電車の話しを聞いたときに、ああ、もしや、子供の世界に今起こっていることは、大人の価値観やら考え方の縮図なのではないかと。。。

以前の角先生のブログで、日本のピアノ音楽を考えた時に、大人から変わって行くことが最優先で、それゆえ、大人のピアノに焦点をあててくださっているというような内容のものを読んだ記憶があります。やはりキーワードは大人なのですね。 

アウシュヴィッツに消えた沢山の子供達の命。そのことに現在の日本の子供達を思いだし重ねてしまった自分にびっくりしている私です。苦しみの度合いが違いますよね。アウシュヴィッツで苦しんだ子供さん達、比較してごめんなさい。

真に音楽が必要な時代だと思います。先生、大変だと存じますが、どうかこれからも日本中、いや世界の子供たちのために宜しくお願いします。
2009年12月12日 05:27
聖子さん、ありがとうございます。
この事実を知ることができてよかった。
悲しいけれどそれだけでない、希望そして
愛の大切さ、いろんなことを思いました。
聖子さんに教えてもらわなかったら一生
知り得なかったことです。本当にありがとうございました。
愛と平和と希望、そして音楽。
幸せに必要なものですね。

13日、お会いできることを楽しみにしています。
Seiko様ファンより
2009年12月13日 00:01
貴重なお話を伺い、
全て真実なのですね。

こうしている間にも
世界のどこかで命を
落としている子ども
がいる事もまた真実!

今の子ども達も平気で
【死ね】など口にする
現実その言葉の重さも
考えずに何処か変です。

Seiko様のおっしゃる
通り私たち大人が先ず
変わる事が良いお手本
になる事だと感じます。

Seiko様は音楽を通して
私は元気な挨拶をと真剣
に考えている毎日ですね。

挨拶が全ての始まりだと
【コミュニケーション】
イコール【思いやり心】
と子ども達と接していて
肌でそう感じるからです。

就職もできない若者たち
そんな世の中に希望をと
言っても説得力がない!

けれどそんな中でも
そんな世の中だから
将来を担う子ども達に
大人たちから送りもの
【ハート】そう【愛】
だと共感いたします。

それぞれ皆さんが
できる事から変わる
事で【メッセージ】
子ども達に届く事を
切に願うだけ・・・
世界の子ども達に
幸あれ・・・

Seiko様ファンより

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